脳病平癒のご利益

脳病平癒のご利益

脳病(首から上)平癒の観音霊場として平安時代から朝野に知られ、精神疾患者に霊験があるとして多くの参詣者・参籠者を集めました。令和の今日もご利益を求める善男善女の参拝が絶えません。

 

大雲寺の十一面観音様は、桓武天皇が平安遷都に際し洞中に安置され、光仁天皇が仙洞御所に安置されるものを、藤原時平が拝領し、日野中納言藤原敦忠卿に相伝し、その室家藤原明子が勅により仙洞御所ごと大雲寺に移設安置したと古書に記されています。「長谷の観音の御衣木第二之段を以て、行基菩薩彫刻し給う所の尊容なり...」